梅あわせ

ふんふんふん

19日反省および感想

過去の道程を振り返るよりも、比較的新しいことを書くことのほうが今は大切だと思うので、そうします。
新しいといっても、もう1週間過ぎるんだけど−ねー。


  1. 舞台人としての自覚

  2. 集客を頑張らないとね

  3. これからの展望と課題







舞台人としての自覚


当日の2時間練習が、初めて全員揃って歌う機会でした。
前日まで、若干不安の残る出来だったのだが、それを払拭する出来の良さ。
練習を終えたあとの、会場での30分間のリハーサルも、とってもノリノリだった。

曲が、当日に合わせてもなんとなくうまく行くような古典曲ばっかりだったというのもあるが、それ以前に、特にソプラノの某女史とテナーの某氏がノリノリで歌ってるもんで、それに挟まれた自分も完全に乗せられてしまったのでした。
本番は、お客さんが予想よりも少なかった (笑)でテンションが下がったのと、練習で全力出し過ぎたのもあり(爆)、ちょい縮小気味でした。これは反省点。

かれこれもう5年ほど前の話になるが、国際系NPOのイベントで複数の国際系学生サークルの学生をパネリストにしたトークイベントを開催した時のことを思い出しました。
そのとき、プレゼンターをやらせてもらったのですが、事前の打ち合わせ(ど言う言うことを話すか、どういうことを訊くか)で、大体の話が出きってしまい、本番ではさっき話したことをほぼ全部もう一回話してもらうはめになったのでした。
そりゃ、パネリストももう一回同じ話をさせられるのですから、ノリも悪くなりますわ。

その時のことと、今回のことの共通点は「本番にピークを持って行けなかった」ということです。
トークイベントの時は司会の私がもうちょっと気の利いた質問ができれば、話の流れを変えたり話をもっと深めたりできて、イベントでのディスカッションの内容もちょっと変わってきたはずです。
トークイベントは即興セッションであり、話し手もまたその会話がどこに行くのかわからないから面白くなるのです。

それに対して演奏会は、何度も何度もおんなじ事をします。楽譜通りに歌うので。
ただ何度も何度も同じ歌を歌っていても、 毎回毎回(歌い手にとって)おんなじ出来になるとは限らないのです。
いろんな要素、例えばなにかいいことがあったとか、会場やお客さんの雰囲気とか、いつもと違うメンバーとか、とにかく何かが違ってくると演奏の雰囲気も変わってくるんですね。
たぶん、聞き手にも分かるんじゃないのかなー。あー、この人楽しそうだなとかわかるよね。
歌うときも喋るときも、決められたことをするときは何か「新しい要素」が必要なのだと思います。
ただ、音楽するときと司会をしていた時では自分のポジションはちがうんですけど、少なくとも音楽をする時はその要因を会場やお客さんに求めるのじゃなくて、自分たちの気持ちや体調[ref]歌は身体を使うので消耗が激しい[/ref]を本番で100%出せるように調整しないと行けないのだなと思いました。
つーか、これは某ヴァイオリニストの知人が言うてた。
我々はアマの集団ですが、「本番に最高の演奏をきかせる」という舞台人としての意識を持たないといけませんね。
ほんとプロの人ってすごいわ-。

 

集客を頑張らないとね


先の話に通じるが、本番の出来がいまいちだったのは、リハで全力出し過ぎた体力的な面も大きいが、お客さんが少なくてテンションが下がったというのも大きかった。
席数が少なかったので、集客をちょっとしぶったらこれですよ。
お店にも申し訳なかったなあ。

敗因として、宣伝の数が少なかったというのが大きいですが、宣伝できる期間が2週間なかったというのも大きいです。
やっぱりある程度の期間は必要。
さらに、その期間の間は定期的に宣伝し続けないといけない。
広告というのは、必要のないものを売るためにするんだよ。(笑)
SNSの時代なのだから、そういうのを利用しない手はないよねー。

これからの展望の話しにもつながってくるけど、定期的な宣伝というのはかなり重要。
Sりんも言っていたが、こういう活動はちょっとずつファンを作っていくことが大切で、今回はその第一歩でしかないのです。
こっちから発信しないと知ってもらえないからね。
自分たちの演奏を聞いてもらうために、ファンを増やすために楽な道はないのだなあと思ったのでした。

 

これからの展望と課題


演奏会について


今回のライブについて、くろちゃん[ref]同じく合唱団立ち上げ人のともちゃんの彼氏。ライブの時が初対面。[/ref]が言っていた、「コンセプトが難しい」「MCが難しい」「セットリストが難しい」がかなり的を得ているなあと思います。
色々とわかりにくいところも多かったと思うし、ひとりよがりなところもあっただろうなあ。

ただまあ言わせてもらうと、今回の選曲(古典〜現代宗教曲)は、それをいろんな人に聞いてもらいたいという我が合唱団の方針[ref]合唱団の大まかな方針は、「本格的な」合唱曲を歌い散らし、かつ合唱に馴染みのない人々に合唱文化を布教すること[/ref]にはバッチリ合っていたということです。
うーん、これこそひとりよがりというか、そもそも需要がないものを供給しようとしてるんだからね、無理は無いよね!

くろちゃん曰く「もっとわかりやすい曲」があると良いとのことです。
要するにジブリとか、映画の曲とか、ポピュラーなやつのことだと思う。
これ自体は、ちょっと前までは私自身あまりピンとこないというか、「もっと面白い合唱曲を聞いてほしい」 という気持ちが強かったので乗り気はしなかったのですが、くろちゃんがあまりにも正直な人なので、なるほどなーそれもありだなーと思い始めたところです。
歌に尊卑はないってことですな。 大切なことを思い出しました。ありがとう、くろちゃん。

今は全く具体的なことを考えられないんですが、凝り固まった合唱脳をこねこねして、自分たちがやりたいことをやりつつ、自分たちが歌を聞かせたい人たち(=合唱の面白さを知らない人)に歩み寄る方法を考えないといけません。
自分たちが実現したいことと、その周りの環境のギャップを考えて、そのギャップを楽しみたいなあと思います。

・・・って、実はこういうことはかなり初期の合唱団設立時のミーティングで議論されてきたことでもあったと、演奏会後にその議事録を見て思い出したのでした。初心ってほんと直ぐ忘れちゃうよ!


 

うたと運営について


本番前のリハまで、全員揃っての練習ができなかった。
これは、 できたばっかり手探り合唱団だったので、皆が皆の気持ちがうちの合唱団[ref]掛け持ちしている人もいる。合唱界では珍しくない。[/ref]には向いていなかったことと、フリーターや学生が多い[ref]ライブ参加メンバーで働いていたのは1人だけで、しかも職業がお坊さんだったという・・・[/ref]がゆえ、かえってスケジュール調整が難しかったというのがあります。
まあこれは努力できた部分もあるけど、できたばっかりだしある程度しゃあないという感じです。

ただ、初めて全員揃って、しかもバリバリ歌ってみて「ああ、これがウチの合唱団の音なんだな」と感激しました。
特に面白かったのが、 人数が少ない(8人)ので皆が超声を出してるとこ。
日本の合唱団は人数が多くても少なくても、声の質を統一するところが多いのですが、うさぎ座の音は声質がバラバラだったのがおもしろかった。ともちゃんも同じ事を思っていたらしい。
個人的には、「客席からでも、誰が歌っているのかわかる」というのは聞いていて楽しいので、こういう方針でやって行きたいなー。

あと、練習の時にみんながそれぞれある程度曲の完成図を持っていて、それをすぐに共有反映できたのが良かった。
さすがみんな合唱頑張ってきた人たちやでえ。
その時の雰囲気がとても良かったし、歌い手として自立しているということだと思うので、この雰囲気を続けていきたいなと思います。

ただ、まあ今回の当日ぶっつけ合わせという芸当ができたのも、やったのがベタな古典〜現代の宗教曲ばっかりだったからというのもあります。
みんな「正解」を知っているから、そこに合わせたり持って行くことができたというのが大きいような気がします。
例えば、今回のライブのテーマが「シアターピース[ref]今までの「舞台の上でつったって演奏する」という合唱の枠組みを破るような、演出・演奏方法を取り入れた現代合唱曲のジャンル。演者がぶらぶら歩いて客席に行ったり、演者が突然震えたり倒れたり、芝居がかっていたり、詩を呼んだり、譜面が記号で書かれていて演者たちの解釈によって動いたり歌ったり、etc,,,。ただ、この「シアターピース」という概念自体かなり最近にできたもので、明確な定義については超あやふや。舞台でずっとじっとして歌ってなくて、「これはシアターピースです!」っていえばシアターピース。詳しくは宝塚国際室内合唱コンクールウェブサイト参照。http://takarazuka-c.jp/page0136.html[/ref]だらけ」だったら、 まず無理だったでしょう。
シアターピースじゃなくても、現代曲はロマン派の宗教曲に比べるとはるかに複雑化してますし[ref]ロマン派の宗教曲は強弱を表す記号がなかったり、大人数で歌うことを想定していなかったり。今は、かなりの大人数で歌うことをあらかじめ想定した大曲が少なくない。16部合唱でppp<fffとか相当人数いないと曲のダイナミクスを表現できんわ・・・。先述のシアターピースも然り。[/ref]、「譜面が正解でありゴールである」「譜面通りに歌う」という前提があるとしても、相当やり手の指揮者と演奏者じゃないと「聴かせる曲作り」はまあ難しいものです。

あと、シアターピースといえば、当初うさぎ座はシアターピースを中心にやりたいと言っていたのでした。
シアターピースやるにせよしないにせよ、これからの人数の増員は必須となっていきます。
これからもこのメンバーでやって行きたいという気持ちは強いのですが、就職やらで離脱する人もいるだろうし、皆が皆これからのライブに出られるとは限らないわけです。
今の状態だと一人でも抜けると合唱団として体をなさないので、新メンバーの増員とアクティブメンバーの増員は重要な課題となります。
新メンバー勧誘に関しては、合唱人との横のつながりがほぼ皆無な私はあまり頑張れないジャンルなので、他のメンバーにお願いすることにします。(爆)
後者に関して、合唱団への求心性はどれだけうさぎ座が実のある活動ができるか、ということにも関わってくるので、毎回の練習や演奏活動に目標をもって、しっかりやらないといけないです。
今回ライブに参加できなかったメンバーの救済策も考えないとなー。

今回、人数が極端に少ないからこそできたような、練習の雰囲気だったり、うさぎ座らしい音楽だったりを、人数が増えてからどうやって維持していくかというのは、また別の話。


 

ざっくりまとめ


とにかく、今回は本当に色々と勉強になることが多かったです。ざっくり
ほんと手探りというか、完全無策でやってきた合唱団ですが、「あべだらけ」っていうライブで少し方向性がはっきりしてきたかなという感じもします。
うさぎ座で実現したいことがいっぱいあります。
最初に合唱団の名前を考えた時に込めたのは「劇団のようにいろんな仮面をつけ、いろんな舞台で表現する」 、後付けで込めたのは「星のように、輝く個体があつまって大きな物語を表現する」ということ。
この合唱団で遠くまで行きたいですわー。